桐谷美玲W主演で豪華二本立て映画「乱反射」「スノーフレーク」

短歌を詠む女子高校生を演じた「乱反射」

「乱反射」で桐谷美玲さんは、原作者の小島なおさんのように短歌を詠む女子高校生を演じました。短歌を詠む女子高校生を演じるにあたって、劇中でノートに言葉を書くシーンがありますがそれは原作者の小島なおさんと同じように、言葉を組み合わせたり絵を書いたりして少しでも原作者の小島なおさんに近づくような役作りに励まれたそうです。

原作者の小島なおさん

「乱反射」の中で高島礼子さんが桐谷美玲さんのお母さん役を演じていますが、実生活でも小島なおさんの母親は歌人です。小島ゆかりという名前で歌人として活動しています。

原作者の小島なおさんは、家庭環境が歌人となったのか母親のお手伝いをしているうちに短歌に興味を得たようです。青山学院高等部に在学中から、短歌の投稿を始めていて歌人として大きな転機になったのは、「乱反射」で第50回角川短歌賞の受賞です。もちろんこの賞の受賞は18歳という若さで最年少タイ記録での受賞となりました。この賞の他にも、第8回現代短歌新人賞そして第10回駿河梅花文学賞を受賞しています。

桐谷さんといえば

角川短歌賞

角川という名前がついている通りに、KADOKAWAのブランドで角川学芸出版が発酵している月刊短歌誌「短歌」で毎年公募している未発表の五十首の新作から選ばれる新人賞であります。この賞を獲得した歴代の受賞者は、角川短歌賞を受賞してから実力派の歌人へ成長しているので歌人としての登竜門的な存在でもあります。

ちなみに第1回の角川短歌賞では受賞者なしでした。今まで該当者なしの回が4回ほどありますが、昭和50年(1975年)の該当者なしを最後にして該当者なしの回はありません。歴代の受賞をご紹介しましょう~!

素敵な女優さん

歴代受賞者~第1回から第30回~

  • 第1回:昭和30年(1955年)・・・該当作なし
  • 第2回:昭和31年(1956年)・・・「棕梠の花」安永蕗子 宮中歌会始選者としてもご活躍された歌人です。また書家としてもご活躍されました。
  • 第3回:昭和32年(1957年)・・・「古代悲笳」岡田行雄、「草のある空」加藤正明
  • 第4回:昭和33年(1958年)・・・「四旬節まだ」生野俊子
  • 第5回:昭和34年(1959年)・・・「冬木」青木ゆかり
  • 第6回:昭和35年(1960年)・・・「麦は生ふれど」深井芳治、「小さき宴」稲葉京子 童話を書いていた経験があるので初期の作品は夢想性に少女作品のような作品です。
  • 第7回:昭和36年(1961年)・・・「成人通知」浜田康敬 宮崎日日新聞歌壇選者としてご活躍されています。
  • 第8回:昭和37年(1962年)・・・「冬の稜線」井上正一
  • 第9回:昭和38年(1963年)・・・「老に来る夏」鈴木忠次、「ゴーガン忌」鷲尾酵一
  • 第10回:昭和39年(1964年)・・・「フラノの沓」苑翠子
  • 第11回:昭和40年(1965年)・・・「秋序」柴英美子
  • 第12回:昭和41年(1966年)・・・該当作なし
  • 第13回:昭和42年(1967年)・・・「声また時」武田弘之
  • 第14回:昭和43年(1968年)・・・「年々の翠」小山そのえ
  • 第15回:昭和44年(1969年)・・・「桜花の記憶」河野裕子 「塔」選者として活躍されたほか、毎日新聞歌壇、NHK短歌の選者など、またご主人の永田和宏さんと共に宮中歌会始の選者としてもご活躍されました。
  • 第16回:昭和45年(1970年)・・・該当作なし
  • 第17回:昭和46年(1971年)・・・「幻としてわが冬の旅」竹内邦雄
  • 第18回:昭和47年(1972年)・・・「縦走砂丘」江流馬三郎
  • 第19回:昭和48年(1973年)・・・「黒き葡萄」宮岡昇
  • 第20回:昭和49年(1974年)・・・「テクノクラットのなかに」鵜飼康東 歌人でもなり経済学者でもあります。歌人としてはアララギ系歌人の佐藤佐太郎さんの最晩年のお弟子さんです。
  • 第21回:昭和50年(1975年)・・・該当作なし
  • 第22回:昭和51年(1976年)・・・「白き路」大谷雅彦 高校生のときに受賞した小島なおさんと同じく史上最年少受賞です。
  • 第23回:昭和51年(1977年)・・・「帆を張る父のやうに」松平盟子 歌誌『プチ☆モンド』を主宰しています。
  • 第24回:昭和51年(1978年)・・・「熱情ソナタ」新川克之、「望郷」大崎瀬都
  • 第25回:昭和51年(1979年)・・・「午後の章」今野寿美 ご主人さんも歌人です。
  • 第26回:昭和51年(1980年)・・・「風天使」吉沢昌実、「一片の雲」時田則雄 歌人の時田さんは北海道帯広出身で北海道の風土そのままに躍動的でスケールの大きな歌風です。
  • 第27回:昭和52年(1981年)・・・「花首」志野暁子
  • 第28回:昭和53年(1982年)・・・「一期不会」塘健、「こころの壺」井川京子
  • 第29回:昭和54年(1983年)・・・「血統樹林」江畑實
  • 第30回:昭和55年(1984年)・・・「野の異類」阪森郁代