桐谷美玲W主演で豪華二本立て映画「乱反射」「スノーフレーク」

歌人として大活躍した大正美人

「乱反射」の小島なおさん、とってもかわいい顔立ちでごくごくどこにでもいそうな現代の女の子です。こんなかわいい女の子が短歌を詠むんだ?!と思うと新鮮な気持になりますが、映画の中で桐谷美玲さんが歌を詠む場面のシーンなどをみると、やっぱり歌人なんだなぁ~と思いますね。小島なおさんが21世紀そして平成の歌人だとすれば、大正の歌人といえば誰になるでしょう~

ここで私はやはり朝の連ドラで主役なみのかなり強い印象を残した「白蓮」を名前に出したいですね~。白蓮の存在そのものが、すでにドラマのようですごい人生を明治から大正そして昭和と生き抜いた方です。

桐谷さんといえば

柳原白蓮

ドラマの中で仲間由紀恵さんが、大きく結い上げた髪型を劇中でなさっていましたが実際の白蓮さんも同じような髪型をしています。大正三美人といわれていたほどの美貌なので、当時はものすごい美人な方だったんでしょうね。おまけに大正天皇の従姉にもあたるお方であります。

素敵な女優さん

お生まれと生い立ち

柳原白蓮のお父様は柳原前光伯爵であります。ちなみに昭和天皇の侍従長をつとめられた入江相政さんは柳原前光伯爵のお孫さんにあたります。どこに柳原前光伯爵のお墓があるかというと、中目黒にある祐天寺に墓所があるから、やはり高貴なお方なんだなぁ~と一般庶民の私は思いますね。

そして柳原前光伯爵には妹がいますが、妹は明治天皇の側室になって大正天皇の生母になった柳原愛子さんであります。よって柳原白蓮は大正天皇のお従姉にあたるんですね。柳原白蓮さんも歌人でありますが、柳原愛子さまも和歌に優れた才をお持ちだったとかで、宮中歌会始に3回撰歌したといいます。

白蓮の葉は母親は没落した士族の娘で、柳橋の芸妓となっていました。そのため柳原前光伯爵の妾のひとりとなっていました。柳原前光伯爵が娘が誕生した知らせを聞いた場所が鹿鳴館だったので、「燁子」と名付けられて誕生した生後7日目に柳原家に引き取られて柳原前光伯爵の正妻の次女として入籍されました。実の母親は燁子が3歳の時に病死をしています。

燁子が和歌の手ほどきを受けたのは、9歳の時に柳原家の遠縁にあたる北小路子爵の家に養女となったことがきっかけです。ゆくゆくは燁子を北小路子爵が女中に産ませた男の子資武の妻にするという条件での養子縁組でした。燁子は北小路子爵から和歌の手ほどきを受けて、13歳で現:学習院女子中等科で当時は華族女学校へ入学します。

北小路子爵の息子の資武は知的障がいがあったといわれていますが、燁子に暴力をふるったりしたそうです。北小路家では息子の資武と燁子を早く結婚させようとしますが、暴力まで振るわれたら嫌で嫌でしかたがないもの。徹底的に嫌いぬき、結婚などしたくないと北小路家に泣いて訴えますが、資武から「おまえは妾の子だ!」とまで暴露されて、今までずっと自分の母だと思っていた家にも帰ることはできなくなり、結局1回目の結婚をしました。

当時は華族令というのもあったので、今と違って燁子には選ぶことなど出来なかった時代ということもあります。結婚して間もなく妊娠したことから華族女学校を退学して15歳で息子を出産しています。知的障がいのある夫は女中にも手を出すという状態で、孤独な中暮らしていた燁子は、実家に事情を話して出産した子供を北小路家においていくことを条件に離婚が成立して20歳の時に実家へ戻りました。